カテゴリ:自動翻訳ソフトとデータベース( 1 )

2005年 10月 30日
自動翻訳とデータベース
Graduation
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 皆さんは自動翻訳ソフトを使用していますか?自動翻訳ソフトの性能ははっきり言って正確さの点では20%もありません。しかし、長文を訳すためには欠かせないものです。高額なものはトラドス等のものもありますが、私はATLAS(富士通)のソフトを使っています。十数年前に導入したときは300万円程度したソフトです。今では日英、英日両方を含めても確か7万円程度で購入できると思います。どの翻訳機も人間の手を入れなければ使い物になりません。昔は机の上の右側に原稿を置き、それを見ながらワープロで翻訳をしていました。これがとても疲れます。今は画面上で左側が原稿、右側が訳文と分かれて表示されているものを手直ししていく作業となり、一日にこなせる枚数が数段と増えました。このシステムを導入する前との比較ですが、信じられないでしょうが、3倍以上の仕事をこなせるようになりました。疲れる程度が少なくてすむからです。
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自動翻訳機の実力はどの程度でしょう。下記にその一部を紹介します。
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上記は私が映画“ある愛の詩”の主題曲を訳したものです。対角状に比較してあります。原文の英語の下に私が訳した日本語、対訳の右側が自動翻訳した文章です。比較しやすいように英和、和英の形で自動翻訳してあります。おわかりのようにこの程度が自動翻訳の実力です。どの自動翻訳ソフトも同じ程度(市販されている有名な3種類程度のソフトを調査しました)で、たぶん後何十年たっても完璧な自動翻訳機は現れないし、不可能でしょう。日本語には文法がないといわれるほどですから、英語のように主語+動詞+補語などのように形が決まっていないのが原因だと思います。あくまでも翻訳をするための補助具としての役割しかありません。自分の実力が頼りです。自動翻訳ソフトの過剰な宣伝文句にも気をつけてください。

私が考案した一番安上がりな翻訳システムにかかる費用(概算)をお知らせします。多額の費用をかけてシステムを構築しても結果は同じです。自動翻訳機を導入する利点は“① 疲れを減少させることができる”、“② 辞書を引く回数が減る”、“③ 一度登録した単語や文章は正確に再現できる”、“④ Cliche機能(あたりまえの文章)機能によりデータベースを参照できる”等があります。この中でも最大限期待できるのが①で、疲れが私の場合半分以上の効果があるように思われます。②はかなり期待できます。③は便利なようでなかなか難しい点があります。例えば“Spindle”を“主軸”と登録すべきか“スピンドル”と登録すべきかです。会社によってこのSpindleの訳し方が異なるからです。依頼主の色(希望)によって訳を変えなければいけないからです。④が私が一番問題視することです。このデータベースはパソコンのヘルプ機能みたいなものです。そのデータベースを参照すると、その下の画面が隠れてしまうことが一番の問題です。それと、例えばこのAtlasのソフトから他のソフトへ買い換えた場合は、このデータベースはすべて無駄になってしまいます。ここが一番嫌なところでした。一度買ったソフトを永遠と使わなければならない。バージョンアップするたびにデータベースの心配がある。(100%信頼できない)

そこでMicrosoft社のAccessを使って独自のデータベースを作成することに決めました。おかげで永遠と孫子の代までこのデータベースが財産となって引き継ぐことができ、バージョンアップにもあまりこだわらず、無駄な費用を押さえることができました。何十年もの経験で失敗を重ね、最後にたどりついたのがこのシステムでした。皆様の参考になれば幸いです。


理想の翻訳の形(費用)


パソコン一台
12万円程度(例: OS: Windows2000またはXP Home Edition or Professional メモリ:ペンティアム系3GB(理想)
これ以下でも大丈夫ですが翻訳スピードが関係してきます。 HD容量: 30GB(過去15年以上の訳文をデータベース化していますが、HDは1GBも使用していません。)
モニターを2台接続できるようにする。(ここが重要です。)
約120,000円
モニター2台
17インチ程度の液晶ディスプレイを推奨します。1台5万円弱で購入可能
約100,000円
自動翻訳ソフト
ATLAS(富士通)(英日・日英対応)
オプションの辞書は私は必要としていません。
約70,000円
データベースソフト
Microsoft Access2000またはそれ以上のバージョン
約27,800円
データベースプログラム
TWJの無料プログラムをダウンロード
無料

合計 約317,800円(1台のパソコンに2台のモニターを接続して使う場合)

上記合計は個人では大きな負担となるかもしれません。しかし既にあるパソコンを利用して自動翻訳ソフトとデータベースソフトを購入するだけなら100,000円程度で自動翻訳システムを個人でも導入することは可能です。企業体においても上記の投資は決して高いものではないはずです。個別の価格に関しましてはあくまでも参考です。正確な価格ではありませんのでご注意ください。

ダブルモニターの魅力
一台のパソコンに二台のモニターを接続するとどのような使い方ができるのでしょう。
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上記のような使い方はしませんが、二台のモニターの中央に画面を置くこともできます。つまり左右自由に画面を移動できます。不思議ですね。
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左の画面でワードの編集、右の画面でエクセルの編集と一つのキーボードとマウスで何種類のアプリケーションも対応できます。つまり左の画面を見ながら右の画面を編集でき、もちろんその逆も可能です。
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左の画面には“創生地”のブログ画面、右の画面には“ハイパーイングリッシュ”のブログ画面、両方の画面も見ることができます。

以上の機能をうまく利用したのがこの翻訳システムです。左の画面にデータベースやインターネットを参照できるようにして、右の画面で自動翻訳ソフトを立ち上げ翻訳業務をこなす。イメージが伝わると良いですね。この二つのモニターを一台のパソコンに接続する方法は簡単です。パソコンの販売店にご相談ください。接続装置が必要ですが、数千円の世界です。

翻訳の世界では正確さとスピードが問われます。多くの文章を短期間で翻訳し、それを安価で提供しなければなりません。効率良くすることにより結果的に安価で正確な翻訳を提供できる環境が重要となることは間違いありません。フリーランスの方々も100,000円程度でこのシステムが構築できることは夢みたいです。ご一考を!

 それと、データベースについてですが、私はMicrosoft社のAccessを使っています。素人でも簡単に作れます。これから時間がない人のために私が作成した翻訳の参照用のプログラムや出納帳、電話帳、住所録などがダウンロードできるようにしていきます。もちろん無料ですし、ご自由に使用して結構です。また、ソースプログラムですので、ダウンロードしたプログラムを自由に変更できるようにしてあります。自分の好みの形に変えて(カスタマイズして)使うこともできますよ。
時間がないので少しずつ公開していきます。

翻訳支援プログラム

このプログラムは辞書、訳文保存、参照文保存の3種類の機能を備えています。これだけあれば翻訳の強い見方になります。無料ですのでご自由に使ってください。
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一番上のボタンは辞書作成用です。独自の辞書を作成することができ、それをプリントアウトして一冊の本にすることもできます。社員の用語統一を図るために大きな威力を発揮します。
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下記のように上が日本語、下が英語として今まで数十年間の翻訳した文章を保存してあります。(現在120メガ程度で文章にしたら何百万の文章が保存されています。)さらにネット上で発見した役立つ表現等も保存してありますので、いつでも検索して参照することができるようになっています。(注意:使い方を説明しただけで、データは空になっています。)
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● 無料翻訳支援システムをダウンロードする。

この翻訳システムやダウンロードしたプログラムの使い方等でご質問なりございましたら、遠慮なくコメントに書き込んでください。できるだけ速やかにお答えするつもりでおります。
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by luke-sumori | 2005-10-30 11:55 | 自動翻訳ソフトとデータベース